KindlePaperwhiteはやっぱりつよい

 先日のプライムデーで、前々から気になっていたAmazon Kindle Paperwhiteを購入した。一年ぐらいずっと欲しくて、そのあいだにあったセールでも安くなっていたのだけれど、そのときは悩んで買わなかった。というのもそろそろUSB Type-Cに対応する新商品が出るのではないだろうかという根拠のまったくない予想があったからだ。

 しかしプライムデーのセールではいままでのセール時よりも割引率が高かった。もう待つのには疲れてしまったので、購入に至った。
 ついでに防水Bluetoothスピーカーも購入した。これらで僕は風呂で優雅に音楽を聴きながら読書をするという、最高のバスタイムを実現できるのではないかと思ったのだ。
 ちなみにPaperwhiteのスペックは32GB、wi-fiモデルの広告なし。正直小説だけ読むのであれば32GBも容量は要らなかったと思う。ストレージが溜まってきたら、消せばいいだけの話だ。

 そして商品が届いてもう二ヶ月ぐらいは経ってしまっているのだけれど、Paperwhiteに対する満足感は高い。

 まず軽い。普通の文庫本よりも軽い。大きさもちょうどよく、片手で持つこともできるので、喫茶店で右手でコーヒーを飲みながら左手では読書を続けられる。電車に乗っているときも吊革に手をやりつつ、空いた手で読書を行うことができる。
 そして文庫本よりもほんの一回り大きいというサイズ感なので、ジャケットやコートのポケットにもすっぽりとおさまる。なので読みたいときにポケットから取り出してすぐ読めるというのもいいポイントだ。これでもう少し大きかったらカバンに入れなくてはいけないし、これ以上小さければ文章が読みにくくなる。必要十分な絶妙なサイズだ。

 当然バックライトもついているので万年暗い僕の部屋でもずっと見やすい。夜の公園とかでも見ることができると思う。もういつのまにか冷え込むようになってしまったから誰もやらないと思うけど。

 充電に関しても申し分ないというか、全然減らない。二回ぐらいしか充電した記憶がない。おそらく二、三ヶ月ぐらいは一回で持つと思う。このぐらいのバッテリー消費なら、気がついたら0になってしまっていたなんてことは滅多に起こらなそうだ。

 僕は漫画は電子書籍で読み、小説は紙ではないと満足できなかったけれども、いまではもう小説も電子書籍でないと読めなくなった。それぐらい利便性は高い。ちなみにPaperwhiteではもちろん漫画も読むことができるけれども、電子インクの切り替わりにて集中力が途切れてしまったり、カラーページが読めなかったりするので、もっぱら小説用として使っている。漫画についてはスマートフォンタブレットを使用するほうが満足感が高いと思う。

 最近は風呂に浸かりつつ、防水スピーカーで小気味の良いイージーリスニングを流しながらPaperwhiteで読書をする目論見どおりの至福の時間を過ごしている。ついつい二時間ぐらい入ってしまっているので、最終的にはお湯ももう冷たくなっているので逆に疲れてしまっていたりもする。
 ちなみに防水スピーカーはAnker社のSoundcore2。これも良い商品で満足してる。部屋にはAlexaくんがいるから風呂でしか使ってないけれども。

 そういえば読んでいる本は読書メーターで管理するということを去年の年始から始めた。自分の読書量や推移がデータとしてみられるので、モチベーションの維持にもつながる。僕は約二年間で三十六冊。僕はもっと本を読まなければいけない。いまは村上春樹の「ダンス・ダンス・ダンス」を読んでいる。

 もう世間はブラックフライデーセールで盛り上がっているなか、いまさらプライムデーで購入したものの紹介をしてしまった。
 ブラックフライデーセールでも何かいいものがないか探してみたけれど、特に欲しいものがなかった。僕なりの考え方では、セールだからと無理になにかを買う必要がなく、自分がずっと欲しいと思っていたものがセールの対象になっていたら購入するぐらいの気の持ちようでいいのではないかと思ったりもする。